二条河原落書

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「生体肝移植のドナーの半数が心身に不調を訴える」


a0037706_23143938.gif  「壊れて機能を失ったパーツは交換すればいい」というのが、残念ながら(と私は思う)今の医療界では優勢な考え方である。

現在、ドナーには臓器提供による障りについての説明は、きちんとなされていないらしい。また、
アフターケアーも“おざなり”なのだそうだ。そのあたりの事情については、自らも実父に肝臓の一部を提供し、その後の不調を経験したという、国会議員の河野太郎氏がいろいろと調べあげているようだ。

※臓器移植法改正に関する河野私案について(「太郎の主張」)
※河野太郎議員の臓器移植法改正私案について(by てるてる)

しかし、「生体臓器移植(生きている人から臓器を摘出し、他の患者の肉体に移植する)」が、臓器を摘出されるドナーの心身に悪影響を与えるからといって、「脳死者からの臓器摘出」がより良い道であるという結論を導き出すこととは、別問題であろう。
生きているドナーは自分の不調を訴えることができるが、「脳死者」には不可能であることを、忘れるべきではないと思う。


 =追記= 9月19日付産経新聞(大阪版社会面記事)より
記事の大きさに比べて目立つ『9割「提供に満足」』の見出し・・・。
この「9割」というのは、アンケートを依頼したうち、回答のあった「53%」の人のうちの9割である。数字による“まやかし”だ。

同じく「9割」のドナーが、元の生活に戻ったものの、術後半年は障害があったという。また27%のドナーが、「肝臓のどの部位を切り取られたか知らない」と答えており、72%は術後に定期検診を受けていないという。


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◆生体肝移植ドナーの半分、心身に不調 研究会調査で判明
 〔アサヒコム 2004年9月18日 10時29分〕

 生体肝移植で肝臓の一部を提供した人の半分近くが、傷口のまひ
や胃腸の痛み、気分の落ち込みなど心身に何らかの不調を感じなが
ら生活していることが、専門医でつくる日本肝移植研究会のアンケ
ートでわかった。提供者に直接後遺症の有無などを尋ねた全国調査
は初めて。同研究会が17日発表した。
 (以下略)
 ※「何らかの症状がある」と答えた人は47%で、
  「(手術直後は)予想よりつらかった」と答えた人が15%
  いたという。
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◆生体臓器移植:親族以外からの手術は申請2件(移植学会)
 〔毎日新聞 2004年9月16日 20時55分〕

 日本移植学会(田中紘一理事長)は16日、岡山市で会見し、親
族以外からの生体臓器移植手術を条件付きで認めた昨年秋の倫理指
針の改定後、2施設から手術の申請があったことを明らかにした。
改定指針では、実施にあたっては学会の見解を聞くよう求めており、
学会は「(ソーシャルワーカーなどの)第三者が提供意思を確認す
るなどの原則を踏まえており、妥当」と判断したという。
 (以下略)
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by rabbitfootmh | 2004-09-18 23:21 | 医療/生命倫理
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