二条河原落書

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「つまらなそうだから、親と同じ仕事はしたくない」

a0037706_2202683.gif  「職場」と「家庭」が分離されるように
なって、子どもたちが自分の親が仕事を
している姿を見る機会が無くなり、就業・
職業についてのイメージを描きにくくなって
いるとか、さまざまなストレスを抱えながらも、
「家族のために」働く親への感謝の心が薄れ
てきていると言われるようになってから久しい。

この読売新聞の記事は、「子どもたちの働く意欲が減退していると
は、由々しきこと」という視点で書かれているが、それは子どもた
ちを取り巻く社会状況の実態をとらえていると言えるのだろうか。

私自身は、高度成長期に子ども時代を送り、戦争で学業に専念でき
なかった父と、「女は勉強しなくていい」と言われて育った母の子
として「女の子でも一生懸命勉強していい大学へ行って、いい会社
に入って、幸福な人生を」と願われた世代だったので、とにかく、
高校、大学と受験をくぐり抜けて、学業を終えればどこかの会社に
拾ってもらえば何とかなる・・・と、漠然と生きていたので、中3の時点
で「どんな仕事に就きたいか」など、深く考えたこともなかった。
いや実際は、20歳を過ぎて、いわゆるOLとなった時点でも、「自分
が何をしたいのか?」は見えていなかった。
ぼんやりと、「自分の天性、天職はこれだろうか?」と気づいた時に
は、すでに30歳に近かった。

「普通科高校」への進学を希望する生徒に、将来の展望が見られ
ないというが、中卒で「就職」の選択をせざるを得ない子どもでなけ
れば、「どんな仕事に就きたいか」など、考えていないのは当然で
あると思う。
現在の日本では、「仕事」は多種多様であり、企業に就職するので
あっても、その中での職種は多岐にわたっているだろう。高校や専
門学校、大学などで知識を深めなければ、まともな仕事に就くこと
はもはや不可能な社会なのだ。

この記事からは、男女別の意識の違いなどは読み取れないのだが、
おそらく、男子と女子ではまったく違う数字が出ているのではないの
だろうか? 仕事をしている母親は、100%ではあるまい?
それとも、母親が仕事を持っている家庭の子どもばかりを抽出した
のだろうか? 母親の仕事に対する意識は、正社員かパート・派遣
か、無業(専業主婦?)かでずいぶんと違うものだろうし・・・。

結局、あまり意味の無い調査だということしか、分からない。


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◆中3の7割「親と同じ仕事いや」…理由はつまらなそう
 〔読売新聞 2004年9月12日〕

  =記事概要=
お茶の水女子大の耳塚寛明教授らの研究グループの調査で、中学3
年生の約7割が、「親と同じ仕事に就きたくない」と考えていると
いう数字が出たという。

調査は、関東地方のある市で、公立の小学校3年生、同6年生、中
学3年生の計約3300人を対象にして行われた。

その結果、中3の72%が「父親と同じ仕事に就きたくない」とし、
64%は、母親の仕事を否定的にとらえているという。
理由は「つまらなそう」「夜遅く帰ってくるから」「自分の道を行
きたい」「ほかにやりたいことがある」など。

中3では、自分の将来について、「未定・何もしたくない」が7%。
進学校や高校の専門学科を希望する生徒に比べ、「普通科高校」を
希望する生徒にこの傾向が強いと分析している。
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by rabbitfootmh | 2004-09-15 22:02 | 日本の社会問題
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